5月
気持ちの良い日が続いていますが、まだ春は1日の中で最も寒暖差が大きい季節です。
その為、自律神経が乱れやすく、体調不良になりやすいのです。
高血圧、または低血圧で朝が起きられないなど、原因が分からないことが多いです。
最近はテレビでも、よくこの自律神経系を調えるのに深呼吸など
の呼吸法を勧めているのを目にします。
ヨーガで行う呼吸法は、もちろん交感神経、副交感神経の働きの
バランスを整え、ホルモン系にも作用します。
特に、ナーディ―ショーダン(片方から吸って、反対の鼻から倍の長さで吐く1対2の呼吸)
は免疫力をアップさせることも、科学的に証明されています。
このように、何の道具も要らず、ただでできるので使わない手はありません。(笑)
ヨーガ療法学会理事長木村慧心先生の師匠!
スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師の『魂の科学』からヨーガにおける
呼吸について、少しだけご紹介します。
「プラーナ気
『食物や空気中から養分を取りえれて肉体全体に力を与えるのがプラーナ気である。』
ヨーガ・スートラ
プラーナ気は呼吸によって空気中から特殊なエネルギーを摂りいれ、
それを肉体全体にゆきわたらせているのですが、
常にこうした活動を続けることで、失われてしまうエネルギーを補充し続けています。
そのおかけで、私達の肉体は常にいろいろな働きが出来るようになっています。
これは誰でも経験があると思いますが、何かの力仕事をしなくてはならない場合、
まず、私達は大きく息を吸い込んで、身体全体にためておいてから行うと思います。
つまり、息を大きく吸い込んでおくことで、肉体全体の力が増して、一層重い物でも
持ち上げられるようになるわけです。このプラーナ気は口から心臓に到る部分に
わたって働いています。」
私達は呼吸は、酸素と二酸化炭素の入れ替え、
また、交感神経と副交感神経の働きのバランスを調える事と理解しますが、
ヨーガではさらに微細なエネルギー、プラーナ、気の働きが私達の生命を支えている事を
説いています。そしてこのプラーナの働きをコントロールする方法が、調気法、プラーナヤーマです。
宇宙のエネルギーを頂いて、私達は本当に生かされているのですね。
そのことを意識しながら呼吸を行うと更にエネルギーに満ちてきます。
春のエネルギーをしっかりいただきましょう!!
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大橋香子プロフィール
・フランスのレンヌ、ニース、パリ・ソルボンヌ各大学で語学留学の際、ヨーガも学ぶ。
・パリのEcole・International・de・Yoga・Traditionalにてインド人、SHRI・Mahesh(シュリ・マヘーシュ)氏に師事
・「ハタヨーガ・トラディショナル指導員」資格取得
・仏教大学文学部仏教学科卒業
・日本フットセラピスト協会認定フットセラピスト
・(社)日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ教師
・(社)日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士
・日本アーユルヴェーダ学会認定セルフケアアドバイザー
・石川県白山市在住。サンスクリットただいまちょこっと勉強中w
copyright © 2007 Ecole de yoga Kyoko Ohashi